本年は元日から能登半島大地震が発生し、台湾ほか世界各地でも自然災害が多発しています。さらにウクライナへのロシアの侵攻、ガザ地区でのイスラエル、パレスチナの争いが泥沼化し、世界各地での紛争が止みません。

さて、七月十日は古文書によりますと「世界中の観世音菩薩が繖山に参集する大功徳日」と記されております。聖徳太子一千四百年御遠忌大法会をきっかけにこの功徳日を昨年より復活させた採燈大護摩供を本年も奉修させていただき、震災物故者追悼、世界平和、人類和合を祈願いたします。

天の採火　その炎の前で己を見つめよ

天の採火で己を浄め

立ち昇る煙と共に祈りを

天辺につどいし観音へ　祈りを届けよ

つきましては観音悔過採燈護摩大護摩供にぜひご来山いただけますようお願いします。さらに当山では西国観音巡礼で古来の参拝所作であった「札打ち」を復活させました。境内に響く札打ちの音が繖山の自然の中で調和しています。ご来山の際は復活しました「札打ち」にてお参りください。

また御遠忌大法会事業の核となる慶長の「観音堂再建」に伴う建築部材の勧進も始めさせていただいております。皆様には何卒、「観音堂再建」にお心をお寄せいただけますようお願い申し上げます。

記

【日　時】　令和六年　七月　十日　水曜日

　　　　　　午前十時より　本堂前にて採燈大護摩供

『The day when Kan-non of the world gathers　～世界中の観音様が集まる日～』

　※五個荘観光センターよりピストンタクシーの運行（午前九時〜午後一時半頃）を予定しております（志納金一千円）状況により運行を中止する場合があります。