昨年十一月一日～十二月十三日まで前期としての胎内仏特別公開を実施させていただきました。秋の行楽シーズンに合わせ多くの方々にご来山いただくことができました。

今春も昨秋に続き西国三十三所観音霊場を中興された花山法皇御遠忌一千年を記念した平成二十一年の公開以来となる十五年ぶりに御本尊千手観音胎内仏を特別公開いたします。この世の憂いを少しでも慰められ、人々の希望の光と力になるならばと御本尊様の胎内仏公開を決めさせていただきました。

本年の公開期間は中期四月一日～七月十日、後期十月一日～十二月十三日となります。中期公開には同時公開として当山縁起にもあります人魚を主題とした『山の上の人魚寺 聖徳太子と人魚伝説 特別展』を実施します。人魚伝説につきましては先般、日本財団様、日本昔ばなし協会様、びわ湖放送様のご協力によりアニメーションが完成しました。現在、YouTubeで公開されており、当山でも特別公開期間中に随時上映いたします。

つきましては中期開闢法要として四月一日（火）午前十時、御本尊より胎内仏を出胎する開闢法要を奉修いたしますので、ぜひご来山いただきますようお願い申し上げます。