7月10日(木)観音悔過採燈大護摩ならびに御本尊胎内仏【中期】特別公開閉闢法要
新緑の候、時下益々ご清祥の事こととお喜び申し上げます。
平素は当山法灯護持のためご協力いただいておりますこと、心より感謝申し上げます。
さて、国内では四月よりEXPO2025大阪・関西万国博覧会が開催され、大阪での万博は一九七〇年以来、五十五年ぶりの開催となり物価高や円安など先行きの経済不安はあるもののコロナ禍以降ようやく関西にも活気が戻ってきているように感じます。しかしながら、世界を見渡してもミャンマーでの大地震やロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区での紛争など絶え間なく争いは続いています。この混沌とした世の中に一筋の光明となるべく昨秋、十五年ぶりに御本尊胎内仏千手観音様にお出ましいただきました。本年も四月一日より中期特別公開として七月十日までお出ましいただき、皆さまの生きる活力の一助をお与えいただきましたが、七月十日をもちまして一旦、御本尊胎内にお戻りいただきます。
また七月十日は古文書によりますと「世界中の観世音菩薩が繖山に参集する大功徳日」と記されております。聖徳太子一千四百年御遠忌大法会をきっかけにこの功徳日を令和五年より復活させた採燈大護摩供を本年も御本尊胎内仏閉闢法要とともに奉修させていただき、災害物故者追悼、世界平和、人類和合を祈願いたします。
天の採火 その炎の前で己を見つめよ
天の採火で己を浄め
立ち昇る煙と共に祈りを
天辺につどいし観音へ 祈りを届けよ
つきましては観音悔過採燈護摩大護摩供ならびに御本尊胎内仏中期閉闢法要に、ぜひ、ご来山いただけますようお願いします。
【日 時】 令和七年 七月 十日 木曜日
午前十時より 胎内仏閉闢法要ならびに採燈大護摩供
※五個荘観光センターよりピストンタクシーの運行(午前九時〜午後一時頃)を
予定しております(志納金一千円)状況により運行を中止する場合があります。